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Posted by んだ!ブログ運営事務局 at

2017年08月31日

知識を詰め込むだけじゃない!

 中国では教育といえば「知識を詰め込むこと」を意味し、子どもに道徳や自立を教えることについては教育として捉えられていないように見える。それゆえ、日本では子どもたちに知識以外についても学ぶ機会を与えていることが中国人にとっては驚きに値するようだ。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、日本の教育は中国人にとって「背筋が凍る」ような内容であると伝え、日本人にとってごく当たり前の教育も、中国人にとっては震撼すべき内容であると報じている。

 記事は、日本のどこでも見られる一般的な小学校の教室の写真を掲載しつつ、生徒たちによる習字や絵などが教室に展示されていることを指摘。日本では教科書の知識だけを詰め込むのではなく、子どもたちが持つ無限の可能性を考慮した幅広い教育が行われていると紹介した。

 また、国語の授業では「俳句」など、現代において一見役に立たないようなことも教えていることを挙げ、日本がいかに伝統文化を重視しているかの現れであると指摘。さらに日本では家庭科の授業もあり、子どもたちが自分で料理ができるよう、包丁の使い方や煮炊きの方法などまで教えると指摘。当然、子どもたちは下ごしらえから実際の調理、そして後片付けまで自分たちで行うのだと紹介した。

 記事は指摘していないが、日本の学校では日本人としての道徳を教える授業や、体育の授業もある。中国では体育の授業は存在するものの、簡単な運動をするにとどまっている。中国ではスポーツは能力のある、選抜された子どもたちがするものであり、中国の学校では部活動も存在しないのが一般的だ。つまり、中国の学校は知識偏重型であるのに対し、日本の学校は子どもたちが持つ可能性を考慮しつつ、社会人として生きていくための広範な知識を教えていると言えるだろう。  


Posted by カリンちゃん at 14:31

2017年08月21日

青衣の女(パリ女)


 印象派の巨匠ピエール=オーギュスト・ルノワールを代表する人物画作品のひとつ『青衣の女』。1874年に開催された第1回印象派展への出品作である本作に描かれるのは、ルノワールと親しくしていたオデオン座の舞台女優≪アンリエット・アンリオ≫である。

 画面のほぼ中心に描かれるアンリエット・アンリオはやや斜めに身体を傾けているものの、その顔は真正面を向き観る者と視線を交わらせている。本作の最も魅力的な部分のひとつであるアンリオの表情は、うっすらと笑みを浮かべているように柔らかく幸福感に溢れており、観る者を魅了する大きな瞳と愛くるしい口元など彼女の特徴を的確に掴んでいる。

 また本作の名称ともなっている鮮やかで気品漂う青色の衣服(ドレス)の、当時の流行に沿ったシルエットの優雅な曲線と軽々とした薄布の表現は秀逸の出来栄えを示している。  


Posted by カリンちゃん at 17:45

2017年08月10日

同様の構図で描かれた作品が日本のMOA美術館などに所蔵されている


 本作に描かれるポプラ並木はエプト川に沿うよう緩やかなS字曲線を描いており、画面内に心地よいリズムを刻んでいるほか、エプト川に反射するポプラ並木の輝くような表現や色彩の使用は特筆に値する出来栄えである。

 このポプラ並木は河道の堤防としての役割も果たしていたが、本来は材木用として植えられた樹木で、本作が制作された1891年に議会で伐採計画が可決されると、モネは作品群を描き終えるためにポプラの木を落札し保有者となっていた材木商に落札金額の差額分を支払い、並木の共同保有者となることで伐採を延期させた。

 なお同様の構図で描かれた作品が日本のMOA美術館などに所蔵されている。  


Posted by カリンちゃん at 11:50