2017年08月10日

同様の構図で描かれた作品が日本のMOA美術館などに所蔵されている

同様の構図で描かれた作品が日本のMOA美術館などに所蔵されている
 本作に描かれるポプラ並木はエプト川に沿うよう緩やかなS字曲線を描いており、画面内に心地よいリズムを刻んでいるほか、エプト川に反射するポプラ並木の輝くような表現や色彩の使用は特筆に値する出来栄えである。

 このポプラ並木は河道の堤防としての役割も果たしていたが、本来は材木用として植えられた樹木で、本作が制作された1891年に議会で伐採計画が可決されると、モネは作品群を描き終えるためにポプラの木を落札し保有者となっていた材木商に落札金額の差額分を支払い、並木の共同保有者となることで伐採を延期させた。

 なお同様の構図で描かれた作品が日本のMOA美術館などに所蔵されている。



Posted by カリンちゃん at 11:50